大病院へ行く

何が何だか分からんが、とりあえず紹介された病院へ行ってみることに。入院なんてことになると何かと物入りなんだろうが、とにかく急がないと午前中の診療に間に合わない。なんせ今日は土曜日。とりあえず着の身着のままでタクシーへ乗った。

運転手に行き先と受付時間のことを告げ尻を叩くが一向に動じない。自分ならこの時間もう一本奥の道を行くのに。もどかしさと体調の悪さでヘロヘロ。

ギリギリセーフでなんとか目的の病院へたどり着き、外来受付窓口へ。暫くすると名前が呼ばれ診察待合室へ行くように言われる。フラフラになって歩いていると看護婦さんが車いすを用意してくれた。しかも運転手付き。素晴らしい、こりゃ楽チンだ!!

喜んでいたのも束の間、問診、レントゲン、採血などを次々に済ませると、でっかい診察室の奥にあるベッドへ通されそこで待つよう指示された。しかし待てど暮らせど医者はおろか看護婦すら現れない。隣では兄ちゃんが点滴を打ってもらってるし。一体どこなのここは?トイレへでも行きたくなったらどうすりゃいいわけ?などと不安に駆られること約1時間、ようやくドクターが登場。さて診察の結果は?

『血液の病気であることは間違いなさそうなんですが、ココではすぐに詳しい検査が出来ないので大学病院へ行って下さい。今救急車を呼びましたので』

今何て言いました?大学病院?救急車って何のことです?一体僕はどうなっちゃってるわけ???